バージョン1.0.3.0(2012.02.05)

検索対象パス指定周りの不可解な挙動、使ってて不便な点をとりあえずFIXしてみました。

近日中にVectorでバージョンアップ版が公開される見込みです。
→2012.02.08 公開されました。

あと、オンラインヘルプ用のWebスペースもとりあえず確保しました。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA055804/HNXgrep/
今後、バージョンアップ版は↑のページからβ版として先取りダウンロードできるようになります。

ヘルプを書くにあたって説明できない箇所はこの版で解消した・・・はずなので、ちょっとだけ機能説明を書いてみます。

HNXgrepはテキスト検索ユーティリティです。
検索対象とするパスは、フォルダまたはファイルのフルパスで指定します。
フォルダ指定時はフォルダ内のファイルを探索走査対象とし、ファイル指定時は指定されたファイルのみをピンポイントで走査します。
ファイル指定時は、同一フォルダ内のファイルであればパイプ「|」区切りで複数指定できます。

指定方法ですが、

  1. 入力欄にフォルダ名・ファイル名を直接入力する
  2. エクスプローラやデスクトップから、フォルダ・ファイルを入力欄にDrag&Dropして指定
  3. [対象(D)]ボタン本体部をクリックしてダイアログで選択(フォルダ指定中ならフォルダ選択ダイアログが、ファイル指定中ならファイル選択ダイアログが、表示されます)
  4. [対象(D)]ボタンのプルダウン部から「対象フォルダ選択(D)」をクリックして、フォルダ選択ダイアログから対象フォルダを指定
  5. [対象(D)]ボタンのプルダウン部から「対象ファイル選択(N)」をクリックして、ファイル選択ダイアログから対象を指定(Shiftキーを押しながらファイルを選択することで複数のファイルを対象にすることができます)
  6. クリップボードにフォルダ・ファイル(もしくはpath文字列)をコピーした状態で[対象(D)]の「クリップボードから指定(C)」をクリックし貼り付け

と6通りの指定方法を無駄に用意しています。
自分の使い方だとパスをCopyした上で入力欄にテキスト貼り付けすることがほとんどでしたが、こういう使い方をする人には6.の機能が便利かもしれません。
あと、検索対象パスの入力欄はコンボボックスになっているので、直近に検索したパスは(現在は10個)コンボボックスから指定することができます。

検索対象がフォルダの場合は、該当フォルダ内のファイルを探索する際の条件として、以下の3項目が指定できます。

  • ファイルフィルタ(検索除外するフォルダ・ファイルの種類を指定:初期状態では「除外なし」「VSS/cvs/svnなどのソース管理ファイル除外」から指定可)

   ※オプション設定でフィルタを追加することもできます。

   ※パイプ「|」またはセミコロン「;」区切りで複数指定できます。
   ※未入力(灰色で*.*と表示)時は、マスクによる除外は行わず、
    全ファイルを検索走査対象にします。
   ※「正規(E)」をチェックOnにすると、正規表現によるファイル名の
    指定が出来ます。

  • サブフォルダの検索要否(全対象、対象外、1・2・3・・・9階層までのフォルダを探索、から指定可能)

逆に言うと、検索対象がファイルの場合は、これらの指定はできません。

HNXgrepは、検索所要時間の短縮のため、非テキストファイルは基本的に読み飛ばして検索対象外にするという方針をとっています。
必要があって非テキストファイルも検索対象とする場合には、以下の検索オプションを明示的に指定する(該当ボタンをチェックOnにする)ことで、該当ファイルを検索対象に含めることができます。また、検索対象ファイルの種類に応じた検索を行います。

  • オプション「Office」ボタン:Word/Excel/PowerpointやPDFなどについて、「xdoc2txt」という外部ツールを用いて内容をテキストに変換した上で検索します。

   ※xdoc2txt.exeが必要です。下記配布サイトから入手できます。
    http://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/xdoc2txt.html
    このページの「d2txt141.zip」またはその前後のバージョンをダウンロード・解凍し、
    「xdoc2txt.exe」をHNXgrep.exeと同一ディレクトリに配置してください。

  • オプション「Binary」ボタン:exe/dllファイルなどのWindowsバイナリ(に埋もれているUnicodeテキスト)、Javaのclassファイル(に埋もれているUTF-8テキスト)、zip形式ファイル(のパス文字列)を検索対象とします。

余談ですが、Office検索は意外に重宝します。Word/Excel2003の検索機能では検索できないオートシェイプ内の文字列も全てリストアップできます。検索結果のエクスポートを利用することでキーワード合致箇所の一覧を作成し、その内容をもとに別途索引を作ったりするような作業にもお勧めです。


次回は検索キーワード関連のオプションと検索モードあたりの説明を、ヘルプ下書きがてら書いていこうかと思います。
それでは、おやすみなさい。