HNXgrep バージョン1.0.4.xの新機能
Ver1.0.4.6にてバグ修正が一通り終わったので、Vectorで公開申請の手続きを取ってきました。
(⇒2012.03.13公開されました。 http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se494966.html)
Ver1.0.3.0(2012.02.05)から画面レイアウトは変わっていないので、どこが機能改善されたのかひと目見ただけでは分かりませんね。(マウスカーソルを当てると出てくる各項目のtooltip説明から把握できるかもしれませんが)
変更点を記事にまとめておきます。
検索対象パスに複数フォルダ/ファイルが指定可能に
今までは検索対象として、単一フォルダ(または同一フォルダ内の複数ファイル)しか指定できなかったのが、複数フォルダ、別フォルダの複数ファイルなども指定できるようになりました。
同一フォルダ内のフォルダ・ファイルは半角パイプ「|」区切りで、別フォルダのものはフルパスを半角セミコロン「;」区切りで手入力することで、指定できます。
手入力以外の方法もあります。
「対象(D)」の「対象フォルダ選択」「対象ファイル選択」「クリップボードから指定」をクリックする際、およびDrag&Dropで対象パスを指定する際、Ctrlキー(またはShiftキー)を押しながら操作すると、対象パスの変更ではなく「追加」することが出来ます。
また、「複数パス指定(M)」をクリックすると、専用のダイアログが表示されます。こちらの画面でも、対象パスの一覧を確認しながら、Drag&Drop・ボタン操作により、対象パスの追加/除去ができます。
(オマケ機能ですが、対象パス手入力時はワイルドカード指定もできます。対象パス欄にたとえば「C:\test\abc*」と入力すると、「abc*」の条件に合致するフォルダ・ファイルが検索対象パスとして指定されます。)
なお、結果一覧表示の「場所」欄表示仕様、エクスポート時の「対象パス」出力仕様も、複数フォルダ・ファイル指定に対応して一部仕様変更しています。
文字コード判定の機能改善・不具合対応、画像ファイル識別
すみませんいろいろ直してます。
- ShiftJIS半角半濁点「゚」の文字コード判定誤りを修正
- ごくまれにEUCの読み込みに失敗するので、2種類のエンコード(codepage51932/20932)で読み込みを試すよう実験改修
- 1MB以上のテキストファイルを$Binaryと誤認識する不具合を修正
- テキストファイルともバイナリファイルとも判断がつかないファイルは、「文字コード判別失敗」とし、Binary指定検索時にいちおう内容検索するよう対応
- 画像ファイルPNG/JPEG/GIF/BMPファイルを、文字コード$Binaryではなくそれぞれの画像ファイル形式として認識し、ファイル全体の読み込みを行わないよう修正
最後の修正については、おまけでプレビュー欄に画像が表示されるようにしてみました。
これでHNXgrepが画像ビューアに早変わり、右クリックメニューから印刷も出来ます。
htmlやJSPと格闘するときには意外と便利・・・かもしれません。
プルダウンメニュー等の機能追加
一覧表示・プレビュー欄の右クリックメニューや、「対象(D)」ボタンのメニューに項目追加しました。
- 一覧表示の「選択ファイルをさらにGrep(G)」、対象ボタンの「新しいWindowでGrep(N)」から、HNXgrepのウィンドウをもう一枚開けるようになりました。
- 「表示設定(S)」から、設定ウィンドウの結果表示設定タブへ直接遷移できるようになりました。
- テキストエディタ未設定時に外部エディタで開く操作を行った際にも、設定ウィンドウのビューア設定タブへ直接遷移するように変更しました。
- xdoc2txtの設定ガイド/仕様説明をプレビュー欄に表示するよう、改修しました。
- デスクトップ、クイック起動バーにHNXgrepのショートカットを作成できるようになりました。
これらの改修に伴い、設定ウィンドウの項目・配置を一部修正しています。
その他
- バージョンアップ時に、以前のバージョンでのHNXgrep設定情報を引き継ぐようにしました。
- キーワード欄のオートコンプリートを無効にしました。(大文字小文字違いの過去入力履歴を直せない不具合があるため)
- その他不具合の改修(Ver1.0.4.0〜1.0.4.5で新たに盛り込んだ機能/直したつもりになった不具合が引き金で、いろいろバグが出てました・・・1.0.4.6では全て直ってるはず、です)
バージョンアップ内容についての質問やご意見、不具合等ありましたら、コメントいただけると幸いです。