最近のTresGrepの変更点2点

最新版TresGrepのリリースから1か月以上経ってしまっていますが・・・

TresGrepの検索モードの種類が増え、.NET Framework正規表現に加えてbregonig.dllを利用した正規表現検索ができるようになりました。

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bregonig.dllとは、サクラエディタ・K2Editorなどのテキストエディタ正規表現検索/置換を使用できるようにするためのライブラリです。
正規表現にはライブラリ・処理系ごとに使用できる構文の相違(方言)があり、TresGrep(.NET Framework)標準の正規表現構文/bregonig.dllで使用できる正規表現構文にも当然差異があります。
TresGrep上でもbregonig.dllを使用できるようになったことで、(少なくとも理屈の上では)bregonig.dllを正規表現ライブラリに採用しているテキストエディタと同一の正規表現検索/置換結果が得られるようになりました。 

検索モードプルダウンの「鬼雲検索」「鬼雲xxx検索」がbregonig.dllを用いて検索を行うモードです。
これらのモードを使用するためにはbregonog.dllが必要です。
公式ページ http://k-takata.o.oo7.jp/mysoft/bregonig.html より最新バージョンzipをダウンロード・解凍のうえ、TresGrep.exeと同じフォルダに32bit版bregonig.dll(x64ではなくフォルダ直下のほうのファイル)を配置してください。

なお、C#からbregonig.dllの正規表現を利用する処理のソースコードGitHubで公開しています。使ってみたい人がいましたらどうぞご利用ください。

  

続いてもう一点の変更点ですが、Altキーを単独押しor長押しした際にキーヒント(Altアクセスキーの一覧)が表示されるようになりました。

 

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※上記の画面は2018年時点のものです。最新のバージョンでは見た目が異なります。

検索キーワードオプションのON/Off切替はマウスクリックせずともAltアクセスキー(あるいはCtrlショートカットキー)で操作可能なのですが、TresGrepは無駄にオプションの種類が多いのでいちいち覚えていられないと思います。そこで、特定のオプションを使いたくなった時にAltアクセスキーの一覧を画面上に表示できるようにしてみました。
この機能が不要な方は、設定の「ツールヒント表示設定」でOffにすることもできます。

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