起動できないときは(.NET Framework 2.0未インストール時のエラーメッセージ)

HNXgrep/DLWアクセスランプは、Microsoft .NET Frameworkのバージョン2.0を使用しているため、.NET Framework 2.0がインストールされていない環境では起動できません。
具体的にどのような挙動になるかといえば・・・・そういえば実際に試してみたことがなかったので、自宅のXPマシンから.NET Frameworkをアンインストールし、実機検証してみました。
※表示されるエラーメッセージと、対処方法もあわせて記載しておきます。

1:.NET Framework 2.0以降がまったくインストールされていない場合

.NET Framework 2.0向けのexeファイルを起動すると、アプリケーション エラー「アプリケーションを正しく初期化できませんでした(0xc0000135)」というメッセージが表示されます。

このようなメッセージが表示された場合は、.NET Frameworkをインストールすると、正常に起動できるようになります。

WindowsXPの場合のインストール方法

WindowsXPでは、Windows Updateからインストールします。

  1. スタートメニューから「Windows Update」を起動し、「カスタム」を選択する
  2. 一覧から「Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack ・・・・」を選択し、インストールを行う
    • .NET Framework 3.5」をインストールすると、「.NET Framework 2.0」も同時にインストールされるようになっています。
    • 画面最上部に「.NET Framework 4」が表示されていますが、こちらは特に選択不要です。これをインストールしても「.NET Framework 2.0」はインストールされません。
    • なお、2013年8月時点では、.NET Framework3.5の最新Service Packは、SP1が提供されています。
Windows7(およびWindowsVista、Windows8)の場合のインストール有効化方法

WindowsVista以降では、Windowsの標準機能の一部として提供されているので、機能を有効化することで利用できるようになります。

  1. [ コントロール パネル\プログラム ]の「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
  2. Microsoft .NET Framework 3.5.X」にチェックがついていることを確認し、未チェックの場合はチェックをつける
    • WindowsXPの場合と同様、「.NET Framework 3.5」を有効化すると、「.NET Framework 2.0」も有効化されます。
    • WindowsVista・Windows7の場合は、標準でチェックONになっているはずです。
    • Windows8の場合は、標準ではチェックOFFになっている可能性があります。
    • その下の「Windows Comminucation Foundation・・・・」は特に選択不要です。チェックOFFのままでかまいません。

2:.NET Framework 4.0のみインストールされている環境(2.0/3.0/3.5未インストール)の場合

まぎらわしいのですが、

は、それぞれまったくの別物です。(ついでに、2013年10月でサポートが切れる予定の「Microsoft .NET Framework 1.1」も、上記3つとは別物です)
Microsoftの説明ではそれぞれ互換性があるように書かれており、実際プログラムを開発する際の互換性はあるのですが、プログラムを実行する環境としては互換性がないものと考えたほうがよいです。

で、Microsoft .NET Framework 4.0のみインストールされている環境で、.NET Framework 2.0向けのexeファイルを起動すると、.NET Framework Initialization Error「Unable to find a version of the runtime to run this application」というメッセージが表示されます。

このようなメッセージが表示された場合も、.NET Frameworkの2.0/3.0/3.5のいずれかをインストールすると、正常に起動できるようになります。
インストール方法は「1:.NET Framework 2.0以降がまったくインストールされていない場合」と同様です。

3:それでも起動時にエラーが出る場合

HNXgrep/DLWアクセスランプは、.NET Framework 2.0インストール済みの環境であれば、通常問題なく起動できるようになっている・・・はずです。
ですが、場合によっては以下のように「内部エラーが発生しました。(ご迷惑をおかけします。よろしければバグ報告をお寄せください)」と表示されることがあります。

このようなメッセージが表示された場合は、HNXgrep/DLWアクセスランプのプログラム内で何らかの不具合(.NET Framework以外の環境の不具合、もしくは俗に言うバグ)が発生してしまっています。
2013.10.26時点では、HNXgrepの以下のバグは作者も認識しております。

  • 「・・・のInvalidArgument=Value は '・・・' に対して有効ではありません。」というメッセージが出る
    サポートページより、次バージョンα版をダウンロードして差し替えてみてください。
  • プレビュー欄でCtrl+マウスホイール操作を行うと異常終了する
    →回避不能です。Ctrlキーを押しながらホイール操作しないようご注意ください。。

これ以外の不具合については、お手数をおかけいたしますが、

  1. HNXgrep/DLWのバージョン
  2. 「エラー内容:」「エラー箇所:」の部分に表示されている内容
  3. 利用環境(OSのバージョン、特殊な環境設定をしている場合はその情報)
  4. その他付加情報(xxxの操作を行ったときにエラーになった、など)

を添えて、この記事へコメントするなど作者まで連絡いただけると助かります。